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伊雑宮御田植祭
(いざわのみやおたうえまつり)
~竹取神事~
~御田植神事~

(国指定重要無形民俗文化財)




年に一度の御田植神事:2005年6月24日(金)晴れ
開催場所:伊雑宮御料田(志摩郡磯部町)
記録したカメラ:ソニーサイバーショットdsc F-828

伊勢神宮(内宮)の別宮「伊雑宮」のお祭りで、
倭姫命に因んだ磯部に伝わる「鶴の穂落とし」の故事に由来する。
日本三大御田植祭(大阪の住吉大社・千葉県の香取神社)のひとつとされる。
下帯姿の男達が、団扇のついた忌竹を奪い合う「竹取神事」。
12~16歳の早乙女達によって行われる「御田植神事」。
あと、「躍り込み」があったのですが…時間的に無理ということでパスしました。

御田植祭の諸役人
太鼓1人・簓(ささら)2人・早乙女6人・大鼓(おど)1人・小鼓(こど)1人・
謡(うたい)6人・笛2人・?(えぶり)2人・田道人(たちど)6人・警護1人達が、
そろって伊雑宮に参拝・修祓を受けて御田に向かうところです
目の前に、メーテレのカメラマンが同じ視線で撮影してました。
その映像が夕方のニュースで放映されてました。あと、NHKも…。
何しろミーハーなもので??すみません。
志摩のモーニング娘…じゃないですよ~
12歳から16歳までの早乙女役のお嬢さん達です。
カメラおじさん達に囲まれて…アイドル気分??
この鳥居をくぐると、神の聖域・御料田となります。
伊雑宮で参拝・修祓を受けないと御田には入れません。
祭りの前の静けさよ??
どんなシーンでも、こういうキャラの人って居ますよね(-_-)
お笑い芸人なら、オイシい役っていうんでしょうか??
さぁ~竹取神事の始まりです~
伊勢神宮から、応援に来たと話してた人と同じ制服を着た人が
塔によじ登り、固定されてた長さ10メートル以上もある太い青竹を切り離し
これから大うちわ(ゴンバウチワ)を、
漁村の青年達が下帯姿で竹の奪い合いをします。

後ろの小高い山の向こうに、神の聖域…神宮の森が広がってます。
そして、直ぐそこに志摩の水瓶神路ダムや、天の岩戸があります。
天の岩戸は、天照大神が姿を隠したという伝説があり
古くから霊場として崇拝されてきたそうです。
「日本名泉百選」に数えられ、日照りのときでも枯れることがないそうです。
青竹が倒された瞬間です。
後ろの白い煙は、祭りの進行状況に合わせて打ち上げてる花火の煙です。
花火といっても、真っ昼間に打ち上げるんですから…
想像するような花火じゃありません??
音だけです(-_-)
見た目より、相当ハードなんでしょうね…
倒れてる人もいます。
皆さん、御料田に入る前に清めの御神酒を戴いてますが…
ここに来る前に、もうすでに出来上がってる人も何人かいました。
その人たちかも知れませんが…最後に担がれて退場してゆく姿も…
竹取神事が終わり、倒した青竹を持って引き上げてゆくところです。

神事が行われている御料田周辺は、ご覧のように見物人が何重にも取り巻いてます。
そして、私も含めてアマチュアカメラマンの多いこと…
それも、第一線(現役)を引いた人たちが大半を占めております。
それに皆さん、ホントに良いカメラを持ってます。うらやましい限りです。

若いお母さん達が…
私たちアマチュアカメラマンの要望に応えてくれ
可愛い赤ちゃんを被写体に提供してくれました。
でも、ホントは美人のお母さん達を撮りたかったのですが…
恥ずかしいのか??画面から外れてしまいました。

二十歳台の青年(立人6人)は、菅笠と中形の襦袢を着て、
紺の股引に手甲姿。早乙女(6人)は12~16歳の少女で顔に白粉(おしろい)とまゆをひき、
菅傘を被り白装束の上に緋のたすき姿で、これから御田植の儀式の始まりです。
167号線(鳥羽方面)を、伊雑宮に向かって左折すると
ご覧のように参詣道はカラフルで楽しそうなお店がずらっと並んでます。
露店では定番の、金魚すくいを楽しむ家族連れ
今も昔も変わりません…
そういえば…綿菓子のお店は出てなかったなぁ~
皇太神宮の別宮 伊雑宮の入り口風景です。
伊雑宮は、一般には「イゾウグウ」と呼ばれ、皇太神宮(内宮)の別宮で古くから
「天照坐皇大御神御霊」(あまてらしますすめおおみかみのみたま)です。
恒例および臨時の祭典は、内宮に準じて行われ、20年ごとに式年遷宮も行われるそうです。
以上参拝のしおりより。

伊勢神宮を、そのまま小さくしたような感じで、普段着でお参りできそうな??
そんな雰囲気を持った神社でした。

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